施設案内ABOUT
FLOOR GUIDEフロアガイド
北鎌倉古民家ミュージアムには、2つの企画展スペースの他に、展示スペースや休憩所を設けています。
入館料
展覧会により入館料が異なります。
詳しくは、展覧会ページよりご確認下さい。
開館時間・休館日
展覧会により開館時間・休館日が異なります。
詳しくは、展覧会ページよりご確認下さい。
お客様へのお願い
- ・ペットの入館はできません。ただし身体障碍者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬等)は入館可能です。
- ・展示室内では携帯電話をマナーモードに設定いただき、展示室内での通話はご遠慮ください。
- ・展示作品および展示品には触れないでください。
- ・当館敷地内においてお客様の飲食は禁止となっております。ゴミは各自でお持ち帰りください。
- ・館内は全館禁煙です。
- ・当館敷地内において他のお客様にご迷惑になる行為はご遠慮ください。
HISTORY歴史
福井県から古民家と板倉、横浜市磯子区から古い料亭の計3棟を移築し合体・再生した建物です。築年数は不明ですが、概ね江戸後期から明治初期の建築と思われます。
横浜市磯子区の建物は、明治時代に他から移築され原三渓なども利用した料亭として使用されていました。古民家の収集と準備・移築再生に10年以上を費やし、平成9年11月にようやく完成いたしました。
HIGHLIGHTS見どころ
欅材が柱として使われるのは新潟県や福井県といった豪雪地帯の特徴です。豪雪地帯では、柱が荷重に耐えられる欅材が使用されています。
また梁には、主に松材が使われています。松材は柔軟性があり、曲げられたり捻られたりする力に耐性があります。
横浜市磯子区の建物はどこから移築されたかは不明ですが、大黒柱のみ欅材が使われています。かなりの重量を支える構造となっています。
福井県では、板倉は柱も梁も基本的にすべて硬い栗材が使用されています。
蔵は土を重ねて作る土蔵が多いですが、この建物では木の硬さを生かし、板で作られています。現況は板は取り外し土壁に代えています。板倉に使われていた板は、建物の各部分に取り付けています。
METHOD工法
移築再生を専門に手がける岐阜の工務店に材料を集結し、鎌倉の設計者の指揮の下、岐阜の大工と鎌倉の大工の協力により作り上げました。
残念ながら腐食劣化により、使用不能な材料もありました。別の古材や新材と入れ替えたり、違う材料を用いて梁を傾斜をつける「登梁」という工法を使いました。
また玄関・階段部分は元々の古民家にあったものではなく、別に収集した古材を使用し創作しました。
FANITURE調度品
建築物とは別に寺院の獅子木鼻等の部材、大正~昭和初期の横浜・鎌倉にあったステンドグラスや照明器具などをはめ込み建物のアクセントとしております。
また江戸~明治時代の建具や家具をはじめ、18~19世紀のヨーロッパアンティーク家具、旧神奈川県庁の椅子など建物と合わせてお楽しみください。